ここでは黄ばんだヘッドライトを白いヘッドライトに戻す方法を説明しています。
雨の日の夜間走行はヘッドライトが点灯しているのかな?と確認してしまうことがあります。それは白く濁ったヘッドライト(黄ばみ)が原因です。樹脂製のヘッドライトはその表面が紫外線によって白く経年劣化するからです。結果として黄ばんだように見えます。
実はちょっと手間をかけるだけで見違えるようにヘッドライトが明るくなります。見た目も格段に綺麗になります。
その方法は、①耐水ペーパー(#800→#1200→#2000)、②研磨剤(コンパウンド)、③クリアの順で作業します。
上手に仕上げるポイントは三つです。
・幅広マスキングテープでヘッドライトユニットとボディの境界をしっかり養生する。
・耐水ペーパーは番手の小さい方から順番に使う。
・クリア塗装のときボンネットからフロントガラスまで広く養生する。
写真はメンディングテープでヘッドライトユニット周りを養生しました。
続いて耐水ペーパーで古い樹脂(黄ばみ)を削り落としている状態です。コルクに耐水ペーパーを巻き付けて作業すると作業がしやすいです。特にヘッドライトの隅の部分はキワまでギリギリを攻めることができます。
この後、液状の研磨剤(コンパウンド)を使って、真っ白になってしまったヘッドライト(黄ばみ)の表面を綺麗に滑らかにします。すると真っ白だったヘッドライトが少しずつ透明になっていきます。
最後に研磨剤を洗い流します。水分を拭き取り乾かした後、ボンネット、フロントガラスを養生します。最後の仕上げでクリア塗装をヘッドライトにします。クリア塗装のスプレーは薄く吹いて、垂れない程度に2回程度行えば十分です。もし垂れてしまったらその部分だけ液状の研磨剤(番号の大きいもの)で均してあげます。
写真は施工後のヘッドライトです。ヘッドライトの中のリフレクターがくっきり見えるようになりました。黄色いヘッドライトの明かりが白くなりました。是非、やってみて下さい。
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