バラ達の葉も落ち始め、芝も茶色くなり、庭の景色も冬の色になってきました。
いよいよ、冬本番、寒肥、そして冬剪定の季節ですね。
来年の春を思い描きながら、寒い中の作業も、胸熱、ワクワクが止まりません。
冬剪定はバラのお手入れで最も重要
剪定をするとどんな良いことがあるのか?
1、良い花をたくさん咲かせることができる
2、シュートの発生を促すことができる
3、株の内側に日が当たり、株が充実する
4、株をコンパクトにし、育てたい樹形にすることができる
5、開花、株の成長のコントロールができる
でも、バラは強いので、剪定をしなくても枯れることはありません。
逆に強剪定をしすぎた方が、枯れる可能性が高いかも?
それでも、冬剪定が最も重要だと言われるのですから、
剪定をしないとどうなるのでしょうか?
例えば、、、
⭐️伸び放題で、株の内部に日光が当たらず成長が芳しくなくなります。
⭐️枯れ枝が多く、花が小さくなる可能性があります。
⭐️余計な枝が多く養分が分散され、株が育たず、シュートも発生しない可能性があります。
⭐️枝が多く、消毒が行き届かず、病気や害虫の発生が高くなる可能性があります。
やはり、枯れることはなくても、株のためには、正確にではなくても、ハサミを入れてあげたほうが断然良いことがわかります。
剪定に必要な道具は?
剪定鋏、革手袋、ノコギリ、麻紐、ソフトタイなど。
簡単な剪定方法は?
1、一番花の花枝を切る。これが、なかなか勇気がいります。
2、全ての枝にハサミを入れる。
3、枯れ枝や病気の枝は、根本から切り落とす。
4、芽より5mm上を切る。すぐ上ではなく、ちょっと上かな。と思うくらいで、後から調整する方が良いと思います。
5、現状の株の状態で、切り落とす枝の太さの基準を見極めます。
株を育てたい時期なら、細い枝は切り落とし、株が充実し、花数を増やしたい時期になっていれば少し細くても残していいと思います。

まずは、やってみましょう。大丈夫、楽しみましょう!
悩んでいると、春が来てしまいます。

いつまでに剪定を終わらせる?
以前、谷津バラ園を訪れた際、偶然、剪定セミナーを行なっていました。
急遽参加させていただいた時に教えてもらったのは、
啓蟄のまえには、剪定を終わらせましょう。ということでした。
啓蟄は、だいたい3月6日ごろです。冬籠の虫が地中から這い出てきて、春が訪れ、すべての草木の根や芽が動き出す時期のことだそうです。
寒い寒いと、まだ大丈夫、、、などと思っていると、あっという間ですね。まして、週末ガーデナーは、天気次第では、日数が限られてしまいます。かわいいバラ達のため。
満開のバラ達を想像して、冬の庭仕事に励みましょう!
バラの冬剪定については、↓の記事をどうぞ。
コメント