走行中に突然パッとランプ切れの警告灯が表示されて驚くいたことありませんか? その時のアラーム音は本当にドキってしますね。どうしよう、どこのランプが切れたのかしらと不安になります。その不安を解決できます。
【ランプ切れの写真】

そんなとき皆さんはMINI正規代理店のサービスに連絡して、バルブ交換の整備予約をされていると思います。それも今日で終わりです。今回はテールランプのバルブ交換、初心者の私でもバルブの交換ができました。
切れたバルブ箇所の確認
まずはランプ切れの警告が表示されても慌てる必要はありません。最後まで運転して下さい。安全運転が第一ですから。目的地についてからで良いので、安全な場所にMINIを停めます。前照灯、補助灯を点灯させて、MINIから降りて車両の周りをぐるっと歩いて点灯しないバルブを見つけます。今回はMINI クロスオーバーのリア左側にあるテールランプのひとつが切れていました。(このバルブは特に切れやすい)レンズカットが複雑なので、点灯しているのかいないのか分かりづらい場合があります。あたりが暗くなってからの確認がベストです。
【切れたバルブのテールランプユニットの写真】

新しいバルブの準備
テールランプのバルブ(1個)が切れて点灯していないことがわかりました。MINI クロスオーバーのテールランプはS25 12V 21Wです。因みにウインカー、ブレーキランプも同じ規格の部品です。この部品をイエローハット、オートバックスの車専門店とかカインズホームなどDIY店舗で購入できます。部品の価格はひとつ300円くらいです。ここで大切なことは、切れたバルブ1個分だけ購入交換すると、直ぐに他のバルブが切れてしまいます。そうすると2度手間、3度手間になってしまい煩わしいです。JIS規格の工業製品ですから、品質対応時間も違わないのです。この際ですからテールランプ左右合わせて4個を全部交換するのが最良の方法です。従って今回は4個分を購入しました。
【新品バルブのパッケージ写真】

バルブの交換手順
ここから実際のバルブ交換手順をご説明します。準備するものは新しいバルブ、先の細いマイナスドライバー、手袋です。
先の細いマイナスドライバーはテールランプユニットから電源コードハーネスのプラグを外すときに使います。具体的にはプラグとカプラを固定している爪を押さえてフリーにさせます。別にその爪を押さえられるものであればなんでもいいです。
もうひとつの手袋は新しいバルブのガラスに手や指の油脂を付けたくないためです。
(1)MINIクロスオーバーのリアハッチを開けます。ラゲッジスペースに不要なものがあると作業がしづらいので予め片付けておいて下さい。テールランプユニットの裏側に当たる部分にスリット状の点検窓カバーがありますので、指をかける場所にゆっくりと力を加えて内側の爪を外します。
【スリット状の点検窓カバー部品の写真】

(2)ここで怪我をしないために手袋を付けて下さい。スポンジ状のクッション部品を丁寧に外します。この部品はテールランプユニットが振動で外れないようにボディの裏側から支えるものです。スポンジは強く引っ張ると千切れてしまいますので取り扱いに注意が必要です。このスポンジにグレーの樹脂部品が貼り付いています。この樹脂の周りに爪が4箇所あります。この爪がボディの薄い金属部分の端面を挟んでいます。この爪が外れるように樹脂部分を指先に引っ掛けてゆっくりと力を加えます。爪が外れたらスポンジ状のクッションから引っ張り出します。
【取り出したスポンジ状のクッション部品の写真】

(3)電源コードハーネスをテールランプユニットから外します。後のバルブ交換作業をやりやすくするために、行います。先の細いマイナスドライバーを使って電源コードハーネスのプラグを外します。これも丁寧に外して下さい。
【外れたプラグの写真】

(4)テールランプユニットを取り出します。テールランプユニットの中央あたりに耳のようなタブが見えます。これがボディ側の穴に引っかかって固定されてます。この耳タブを指先で引っ掛けてちよっと力を入れるとテールランプユニットがフリーになります。テールランプの金属基板には触れないで、点検窓からテールランプユニットを取り出します。
【取り出したテールランプユニットの写真】

(5)テールランプのバルブ交換します。新しいバルブの金属の部分をよく観察すると、小さなポッチが2つ見えると思います。これがテールランプユニットの中にある溝にそって入ることでバルブ部品が固定されます。間違ってもテールランプユニットに付いている切れたバルブを指で摘んで強く引っ張らないで下さい。最悪、バルブのガラス部分が割れて指に刺さり怪我をします。バルブの外し方は、バルブのガラス部分を指で摘み軽く押し込んで捻りますとバルブをユニットから抜き取ることができます。切れたバルブはガラスの一部が黒く燻んでいます。最初に言いましたが、切れたバルブだけでなく、他の同じ機能のバルブは全て交換します。テールランプでしたら4個です。これを忘れないで下さい。
【切れたバルブの写真】

(6)テールランプユニットを元に戻します。テールランプユニットは上下がありますので注意して下さい。点検窓からバルブが入る穴の位置とテールランプユニットのバルブの位置を合わせて、ゆっくりと差し込みます。カチッと音がすれば正しい位置にユニットが収まり固定されました。
【テールランプユニットが収まった写真】

(7)電源コードハーネスを接続します。これも上下があります。プラグの爪とカプラの爪受け側を合わせてカチッとと音がするまで差し込みます。
(8)スポンジ状のクッション部品を取り付けます。部品の樹脂側からボディの中に入れて、樹脂の爪がボディの薄い金属部分に挟まるようにします。4箇所全てはめるのは大変です。爪2箇所がはまったら十分です。続いてスポンジ状のクッションを押し込んでテールランプユニットを支えるように整えて下さい。
【スポンジ状のクッション部品が収まった写真】

(9)スリット状の点検窓カバーを嵌めます。
注意点を整理しましょう。安全のため手袋をします。部品の取り外しは優しく扱い、無理に引っ張る事のないように。バルブのガラスは破らないように慎重に扱います。
ランプの点灯確認
最後はランプの点灯確認をします。MINIクロスオーバーのエンジンを掛けて、補助照明を点灯させます。交換したランプが点灯していることを確認します。

これで安心してMINIに乗れますね。楽しいMINIライフ!!