冬の冷たい空気が庭を包み、バラたちは深い眠りについています。 この時期のバラ園は、華やかな色彩こそありませんが、私にとっては「次の春」を夢見る大切な仕込みの季節です。
剪定や寒肥など、バラそのもののお世話に追われる日々ですが、今日は少し視点を変えて、一年中私の背中を支えてくれた「ある相棒」に向き合うことにしました。
それは、夏の猛暑の中でも、生い茂る雑草からバラたちを守り続けてくれた「刈払機」「共立 RME2221」です。
泥にまみれ、草の汁で汚れたその姿を眺めていると、共に戦った去年の記憶が鮮やかに蘇ります。 「今年もありがとう、また春からよろしくね」 そんな感謝の気持ちを込めて、今日はこの頼もしい相棒を隅々までリフレッシュさせてあげようと思います。

仮払い機のオーバーホール
1. エアクリーナー清掃 汚れは「頑張った証」

まずはエンジンが呼吸をするための「エアフィルター」から。取り出してみると、やはり細かい草の粉や土でびっしり。


これでは相棒も息苦しかったはずです。 「ごめんね」と心の中でつぶやきながら、丁寧に洗浄します。フィルターが綺麗になると、なんだかこちらまでスッキリした気分に。
2. ギヤケースへの注油 動きを支える「魔法のひと差し」

続いてはグリスアップ。ギヤケースへの注油、新しい潤滑剤を補給します。
最初は汚れた古いグリスが出てくるので、新しい綺麗なグリスが出てくるまで注入します。
バラの剪定バサミを研ぐのと同じで、このひと手間が機械の寿命を左右します。汚れたグリスが出てくると、ここでも頑張ったね!と感謝の気持ちが湧いてきます。気持ちもスッキリ。メンテナンスの醍醐味ですね。
3.フレキシブルシャフトのグリスアップ

フレキシブルシャフトをフレキシブルカバーから取り出し、純正グリスを塗布します。
組み立ての際は、フレキシブルシャフトを組み立て前と逆向きで挿入します。
4. スパークプラグ点検・清掃

最後はエンジンの心臓部、スパークプラグの点検、清掃です。

古いプラグは真っ黒に焼けていました。一本の小さなプラグが、力強いエンジンの鼓動を生み出してくれる。金ブラシで綺麗にして、これで春の始動も、一発で決まってくれるはずです。
5. 燃料フィルター点検・交換

燃料タンク内のフィルターを取り出し、中性洗剤できれいに洗います。詰まりや破損があれば交換が必要です。


すべての工程を終え、ピカピカになった共立の刈払機。どこか誇らしげに見えるのは気のせいでしょうか。
バラの芽吹きと共に、またあの元気なエンジン音が庭に響く日が待ち遠しい。 道具を整える時間は、私にとって「春への期待」を整える時間でもありました。

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